ペットの水を考察するのに必要な知識 その3

| コメント(0)

かつて日本の水道水は世界一安全なんていう話を聞いたこともありましたが、今ではそれに同意する人はかなり減っているのではないかと個人的には思います。確かに相対的に見れば諸外国よりも水道水の質は高いだろうと推察されますが、震災の影響によって放射性物質がばら撒かれて水道水の安全性も手放しで同意できるような状況ではありません。ペットだって人間と同じ動物です。ペット 水も水道水を与えるのをためらってしまう人も多いと聞きます。

・日本(都市部)の水事情

近年は、世界的にみれば、比較的水事情の良い と思われていた日本国内でも都市部では水道水の問題が存在します。大都市圏の水道水は、水源の有機物系の臭いや、水道配管の錆、さらには消毒の為の塩素の 臭いやトリハロメタンの危険性等、水質に問題があると感じる消費者も増えています。

言うまでもなく、ミネラルウォーターは、このような地域を中心に売り上げを伸ばす傾向にあります。コンビニエンスストアでは、ミネラルウォーターのブースが出来る程に種類が豊富です。また、ミネラルウォーターを元に製造されている氷も見受けられます。

し かし、ミネラルウォーターは、水質基準の認定項目が、水道水よりも少なくなっているのが現状です。つまり、安全基準の設定が、水道水よりも緩いという事な のです。横浜市の衛生研究所が国内で流通しているミネラルウォーターを調査した結果、一部のミネラルウォーターからは、ホルムアルデヒドのような発ガン性 物質も検出されたとの事です。そのような事実からもウォーターサーバーの需要の増加の一端が伺えます。

その数値は、同市の水道水の基準値 の80倍という高濃度であったとのことです。この基準でも、人体には直接影響がないという事ではありますが、気になる結果ではあります。全てのミネラル ウォーターがそうであるという訳ではありませんが、言葉の持つイメージに惑わされず飲料水を選ぶ必要はありそうです。

コメントする

このブログ記事について

このページは、Nickが2013年4月 6日 20:10に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ペットの水を考察するのに必要な知識 その2」です。

次のブログ記事は「ペットの水を考察するのに必要な知識 その4」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。