ペットの水を考察するのに必要な知識 その4

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ペットの水選びに欠かせない基礎知識としてお水の【硬度】があります。ペット 水を選ぶ際に絶対に避けたいのは硬度の高いお水です。これは腎臓の働きに関係があります。ミネラルたっぷりのドッグフードやキャットフードを食べている犬や猫にさらにミネラルたっぷりのお水を与えたら健康上よくないという話です。

・ミネラルウォーター 軟水と硬水

ミネラルウォーターには、カルシウムやマグネシウム等のミネラル分(無機塩類)が含まれています。ミネラル成分の量の多さを表すのに使われる指標が「硬度」です。

この硬度を基準にして、硬度が一定基準よりも高いもの(=ミネラル分が多いもの)を硬水と呼びます。それとは逆に、硬度が一定基準より低いものを軟水と言っているのです。硬度を表す方法は、各国で異なっています。

日本とアメリカではカルシウムとマグネシウムの量を炭酸カルシウム量に置き換えたものを硬度としています。その基準は1L当たり1?です。ですから、硬度は カルシウム、マグネシウム自体の量を表しているのではありません。これを計算式で表すと、一般に以下のような式を用いて計算します。

硬度[?/l]=(カルシウム量[?/l]×2・5)+(マグネシウム量[?/l]×4)

これを具体的に言うならば、市販のミネラルウォーターには、100ml当たりに含まれるカルシウム、マグネシウムの量が表示されています。これをカルシウム25倍、マグネシウム40倍を合算すれば、ほぼ日本で言う所の硬度に相当します。

WHOの基準では、これらの塩類の量を炭酸カルシウムに換算したアメリカ硬度(mg/L)で計算します。そして、0?60のものを軟水、120?180のものを硬水、180以上のものを非常な硬水というように決められています。

ウォーターサーバーで提供されるお水のほとんどは飲みやすい軟水です。飲み比べてみれば分かりますが軟水と硬水では驚くほど飲んだ感じが違います。コントレックスなどは硬水の代名詞といえそうです。

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このページは、Nickが2013年4月 6日 20:11に書いたブログ記事です。

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